2026.03.19

小児矯正はいつまで続く?年齢別の平均治療期間や治療のポイントを解説

この記事を監修した人

C&C美原デンタルクリニック院長 杉田彰久

C&C美原デンタルクリニック院長

院長の杉田は成人・小児矯正を含めた各種先進医療を幅広く診療しており、口腔内の全体を診る全顎的な治療が可能です。特にマウスピース矯正治療を得意とし、MeLoS認定アライナー教育担当講師でもあります。患者様の希望や不安を丁寧に伺い、幅広い治療計画から患者様に適した治療方法を一緒に考え、地域のかかりつけ歯科医を目指しています。

小児矯正は成長期に行うことで、お子さまの成長力を活かし、将来的な本格矯正の負担軽減や治療期間の短縮に繋がるというメリットがあります。さらに、顎の成長をコントロールすることで、永久歯が生えるスペースを確保し、将来的な抜歯のリスクを減らすことも可能です。

ぜひご自身の状況と照らし合わせながら、お子さまの健やかな未来と美しい笑顔のために、最適な選択肢を見つける手助けにしてください。

小児矯正は
いつまで続くのが一般的?

小児矯正はいつまで続くのが一般的?

小児矯正の平均的な治療期間

小児矯正の平均的な治療期間は、顎の成長具合や歯並びの状態、治療を開始する時期によって異なります。小児矯正は、主に以下の二つの期間に分けて考えられます。

第一期治療は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行われ、顎の骨の成長を適切に促すこと、悪い歯並びの原因となる癖を改善することに重点を置きます。この時期に適切な治療を行うことで、将来的な本格矯正の必要性を減らす、もしくは期間を短縮できる可能性があります。

第二期治療は、すべての歯が永久歯に生え変わった後に行われます。

治療が終わるタイミング

小児矯正の治療が終わるタイミングは、「治療目標が達成され、その状態が安定したとき」と判断されます。

治療のゴールは、単に歯が並ぶことだけではありません。食べ物をしっかり噛めるか、正確な発音ができるかといった機能面と、見た目の美しさの両方が理想的な状態になることを目指します。

治療の終了は、主に以下の二つの段階で考えられます。動的治療で整えた歯並びを安定させるために、保定装置(リテーナー)を使用する期間が終わることを指します。

最終的には、美しい笑顔と健康的な噛み合わせを一生維持できるよう、歯科医師が総合的に判断し、治療の終了を決定いたします。

小児矯正の治療期間を
年齢別にご紹介

小児矯正の治療期間を年齢別にご紹介

未就学児童

治療期間は、数ヶ月から2年半程度が目安となることが多いです。主に、取り外しのできる拡大装置や、マウスピース型の矯正装置を用いることが多く、お子さまの協力が得られやすい方法が選ばれます。

この時期に早期に問題を発見し対処することで、将来的に行う本格的な矯正治療の期間を短くしたり、より複雑な治療を避けられる可能性が高まります。例えば、受け口(反対咬合)のように、早期に治療を開始すべきケースも多く存在します。

小学生

治療期間は、お子さまの成長具合や歯並びの状態にもよりますが、通常1年から2年程度となることが多いです。

その後、永久歯が全て生えそろうまで、定期的な観察期間が必要になることもあります。使用する装置は、取り外し可能な拡大装置やマウスピース型の装置、また歯に装着する一部の固定式装置など、状態に合わせて様々な種類が選択されます。

この時期の治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、顔全体のバランスや、将来の美しい笑顔、そして機能的な咬み合わせにもつながる大切なステップと言えるでしょう。

中学生

治療期間は、歯並びの状態や選択する治療法によって異なりますが、一般的に2年から3年程度が目安となることが多いです。治療終了後には、整った歯並びを維持するための「保定期間」も必要になります。

この期間に矯正治療を始めることで、健康的な咬み合わせと自信につながる笑顔を手に入れることができます。

ご自身の意思で治療に取り組む姿勢も育ちやすく、治療へのモチベーションを保ちやすいという側面もありますが、治療計画や装置の選択は歯科医師とよく相談し、納得して進めることが重要です。

高校生

治療期間は一般的に2年から3年程度かかることが多いため、学校生活や受験、部活動などと両立できるよう、事前にしっかりと治療計画を立てることが重要です。定期的な通院が必要となるため、ご自身のスケジュール管理や協力も治療成功の鍵となります。

将来を見据えた治療として、健康な咬み合わせと美しい笑顔は、生涯にわたる大きな財産となります。気になる方は、ぜひ一度、お口の状態を詳しく診てもらい、歯科医師へご相談することをおすすめします。

小児矯正の主な種類

小児矯正の主な種類

拡大床MFT

拡大床は、顎の骨の成長が不十分で永久歯がきれいに並ぶスペースが足りない場合に用いられる装置です。上下顎の幅が狭い場合や顎の成長が期待できる時期に、顎の骨をゆっくり広げ、歯が並ぶ空間を確保することが目的です。

MFTは、舌の癖や口呼吸など、お口周りの筋肉の使い方が歯並びに悪影響を与えている場合に、筋肉のバランスを整える訓練です。拡大床とMFTを併用することで、骨格と筋肉機能の両面からアプローチし、効果的な矯正治療が期待できます。

プレオルソ

プレオルソは、乳歯と永久歯が混在する時期のお子さまに用いられるマウスピース型の矯正装置です。装置を装着することで、正しい舌の位置を覚え、鼻呼吸を促し、唇の力を適切に使えるように誘導します。

これにより、顎の正常な成長をサポートし、永久歯が正しい位置に生え揃うためのスペースを作り出すことが期待できます。プレオルソによる早期の介入は、負担の少ない矯正治療へと導く可能性を秘めています。

リンガルアーチ

リンガルアーチは、歯の裏側に装着する固定式の矯正装置です。金属のワイヤーを奥歯のバンドに固定し、前歯の裏側に沿わせるように設置します。この装置の大きな特徴は、歯の裏側に装着するため、外からはほとんど見えない点です。

一方で、歯の裏側にワイヤーがあるため、治療開始当初は舌が装置に当たって違和感を覚えることがあります。装置の周りに食べかすが挟まりやすいため、普段の歯磨きに加えて、より丁寧な口腔ケアが必要になります。

ヘッドギア

ヘッドギアは、お口の外側に装着する取り外し式の矯正装置で、主に上顎の過度な成長を抑制したり、上顎の奥歯を後ろに動かしたりする目的で使用されます。ヘッドギアは、お子さまの成長期の顎の骨に直接作用し、骨格のバランスを効果的に整えることが期待できる装置です。

そのため、ご家族の積極的なサポートとお子さま自身の強い協力体制が、この治療を成功させるための非常に重要な鍵となります。

バイオネーター

バイオネーターは、上下の顎の骨の成長を誘導し、顎全体のバランスを整えることを目的とした取り外し式の矯正装置です。特に、受け口や出っ歯など、上下の顎の骨の成長に大きなずれがある場合に有効です。この装置を装着することで、より良い噛み合わせへと導きます。

この装置は、顎の成長期にあるお子さまに特に有効な装置であり、骨格的な問題を早期に改善することで、将来的な本格矯正の必要性を減らしたり、治療期間を短縮したりする効果が期待されます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は透明なマウスピースを交換し歯を動かす矯正方法で、お子さまの口に合わせオーダーメイドで作成されます。通常1日20時間以上の装着が推奨され、約1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。

マウスピース矯正の利点は食事や歯磨きの際に取り外せることで、お口の中を清潔に保ちやすく虫歯や歯肉炎のリスクを低減できることです。近年、お子さまの成長に合わせて調整できる小児専用のマウスピース矯正システムが活用されています。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを接着しワイヤーを通して歯を動かす矯正治療法です。この治療法の大きな特徴はあらゆる歯並びの乱れに対応できることです。歯の重なりが大きい場合や複雑な噛み合わせの問題でもワイヤーとブラケットで歯一本一本の動きをコントロールできます。

ワイヤー矯正は固定式の装置なので自分で取り外す必要がなく自己管理の手間がありません。治療期間は症例によって異なりますが、一般的には1年半から2年半ほどかかります。

小児矯正の期間を
長引かせないためには

小児矯正の期間を長引かせないためには

矯正器具の装着時間を守る

小児矯正では、さまざまな種類の矯正器具を使用しますが、特に、取り外し可能な拡大床やプレオルソ、マウスピース型の矯正装置は、装着時間の遵守が効果を大きく左右します。もし装着時間を守れない場合、歯は計画された軌道から外れ、期待通りの移動が難しくなります。

私たちは、お子さまが無理なく装着時間を守れるよう、いくつかの工夫をご提案しています。親御さまが一緒に装着状況を確認し、励ましの言葉をかけるなど、日々の生活の中で積極的にサポートしていただくことが、治療成功への鍵となります。

歯科医院への通院を怠らない

小児矯正の治療期間中は、定期的な歯科医院への通院が重要です。歯科医師が、お子さまの歯の動きや顎の成長の進行状況を確認し、治療計画が順調に進んでいるかを評価するための機会です。

もし定期通院を怠ってしまうと、装置の調整が遅れることで歯の動きが停滞したり、予期せぬトラブルの発見が遅れたりすることがあります。

予約日時を守ることはもちろん、都合が悪くなった場合は、速やかに歯科医院へ連絡し、別の日程で調整をしましょう。

口腔ケアを徹底する

矯正治療中は器具で食べかすが非常に残りやすく、汚れが溜まりやすいです。口の中が不潔だと、虫歯や歯周病の深刻なリスクが高まります。

これは治療の延長に容易に直結するだけでなく、歯並びの悪化にもつながります。事態を防ぐには、毎日の丁寧な口腔ケアが不可欠です。矯正用のタフトブラシや歯間ブラシ、フロスを活用し、器具の周りや歯間を清掃することが重要です。

専門的なケアを活用し口の中を清潔に保つことで、歯を維持しながら治療を進められます。

小児矯正を検討している方は、
堺市美原区の
「C&C美原デンタルクリニック」へ
ご相談ください

小児矯正を検討している方は、堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください

私たち歯科医師は、小児矯正が単に見た目を整えるだけでなく、お子さまの将来の健康な咀嚼機能や、健全な顎の発達、さらには全身の健康へと繋がる大切なステップであると深く認識しています。

将来の歯並びだけでなく、顎の骨格的なバランスや顔全体の調和まで見据えた、長期的な視点でのアプローチを大切にしています。

当クリニックでは、親御さまが抱える不安や疑問に対し、専門的な知識を持つ医師が、分かりやすい言葉で丁寧にご説明いたします。お子さまの歯並びや顎の成長に関して、少しでも気になる点がございましたら、お気軽に堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください。

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