2025.08.01
小児矯正にかかる費用はいくら?相場や費用を抑える方法も解説
お子様の将来のために、歯並びが気になっている保護者の方も多いのではないでしょうか? 実は、小児矯正は顎の成長を利用するため、大人になってからの矯正よりも費用や期間を抑えられる可能性があります。
この記事では、小児矯正にかかる費用相場を、治療時期別(1期治療、2期治療、1期+2期治療)に詳しく解説します。30万円から150万円程度と幅広い費用相場ですが、この記事を読めば、費用を抑える方法や適切なクリニック選びのポイントも理解できます。お子様にとって最適な治療プランを見つけるためにも、ぜひ最後までお読みください。
小児矯正にかかる費用相場

お子様の歯並びが気になり、小児矯正にかかる費用について調べている保護者の方も多いのではないでしょうか。矯正治療は自由診療のため保険適用外となり、費用がかかるため、治療前に費用相場を把握しておくことはとても大切です。
また、医療費控除の対象となる場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。この章では、小児矯正の費用相場について、治療時期に分けて詳しく解説します。費用の内訳や支払い方法についても触れていきます。
1期治療
1期治療は、乳歯と永久歯が混ざっている混合歯列期に行う矯正治療です。具体的には、6歳から12歳くらいまでが目安となります。主に顎の骨の成長をコントロールし、永久歯がきれいに生えるためのスペースを確保することを目的としています。費用相場は30万円から50万円程度ですが、使用する装置の種類や治療期間、クリニックの所在地などによって変動します。
さらに、診断料や調整料などが別途かかる場合もあります。マウスピース矯正では、1万5千円から2万円ほどの装置を使用しますが、お子様の協力が不可欠です。装着時間や交換頻度を守ることが、治療の成功に繋がります。
2期治療
2期治療は、永久歯が生え揃った後に行う矯正治療で、主に歯の位置を細かく調整して理想的な歯並びと噛み合わせを目指します。一般的には、12歳以降に行われることが多いです。費用相場は、症例によって大きく異なり、50万円から100万円程度と幅があります。難易度の高い症例や、特殊な装置を使用する場合は、さらに費用が高くなることもあります。
ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットという装置を取り付けてワイヤーを通し、歯を動かしていきます。ブラケットには、金属製のものや、目立ちにくいセラミック製のものなどがあります。治療期間は、1年から3年程度かかることが多いですが、歯の動き方や治療への協力度合いによって個人差があります。定期的な通院が必要となり、その都度調整料がかかることも考慮しておきましょう。
1期治療+2期治療
1期治療と2期治療を併用する場合、1期治療である程度歯並びが整っているため、2期治療の費用や期間が短縮される場合があります。早期に1期治療を開始することで、将来的な2期治療の負担を軽減できる可能性があります。
1期治療と2期治療を組み合わせることで、より理想的な歯並びと噛み合わせを実現できる可能性が高まります。それぞれの治療のメリット・デメリットを理解し、歯科医師と相談しながら適切な治療計画を立てることが大切です。
小児矯正にかかる費用内訳

お子様の歯並びが気になる保護者の方にとって、矯正治療にかかる費用は大きな関心事でしょう。矯正治療は自由診療のため保険適用外となり、費用は決して安くはありません。そのため、事前にしっかりと情報収集し、予算を立てておくことが大切です。この章では、小児矯正の費用を構成する要素を解説します。
カウンセリング
お子様の歯並びに関する悩みや希望を歯科医師に相談する最初のステップです。歯科医師は、お子様の歯並びの状態を把握し、治療の必要性や最適な開始時期などを判断し、適切な治療計画を提案します。
精密検査
レントゲン撮影、歯型採取、口腔内写真撮影などを行い、お子様の歯並びの状態を詳細に分析します。これらの検査を通じて、歯の根の状態や顎の骨格、歯の生え方などを詳しく調べます。費用は10,000円から30,000円程度が相場です。
矯正器具費用
使用する装置の種類によって大きく変動します。それぞれの装置にはメリット・デメリットがあるため、歯科医師とよく相談して選択することが重要です。装置の選択肢は多岐にわたり、お子様の年齢や歯並びの状態、ライフスタイルなどを考慮して決定されます。
取り外し可能な床矯正装置は比較的安価ですが、ブラケットとワイヤーを使った従来のワイヤー矯正は400,000円から800,000円程度、透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正は500,000円から1,000,000円程度かかる場合があります。
調整料
矯正治療中は、歯の動きに合わせて定期的に装置の調整を行います。調整の際には、歯の状態を確認し、必要に応じてワイヤーの交換やゴムの調整などを行います。調整料は1回あたり5,000円から10,000円程度が相場です。
保定観察料金
矯正治療が完了した後も、歯並びが後戻りしないように保定装置を装着し、定期的に観察を行います。保定装置には、取り外し可能なマウスピースタイプや、歯の裏側に固定するワイヤータイプなどがあります。保定観察料金は、1回あたり3,000円から5,000円程度かかる場合があります。
保定装置費用
保定装置代はマウスピースを使用するかワイヤーを貼り付けて保定するかなど、様々な方法がありますが、費用に関しては数千円~数万円になります。
小児矯正にかかる費用の
支払い方法

小児矯正は自由診療のため、健康保険は適用されず、治療費は全額自己負担となります。そのため、治療費は高額になる場合が多いことを理解しておきましょう。また、医療費控除の対象となる場合もあるため、領収書は大切に保管しておくと、確定申告の際に医療費控除を申請することで、税金が還付される可能性があります。
治療開始前に、費用や支払い方法について確認しておくことが重要です。歯科医師やスタッフに遠慮なく質問し、疑問点を解消しておきましょう。分割払いやクレジットカード払いが可能かどうかも確認しておくと、支払い方法の選択肢が広がります。
小児矯正の費用は、使用する装置や治療期間、クリニックの所在地、治療内容などによって大きく異なります。主な支払い方法は、トータルフィー制、処置別支払い制、デンタルローンの3つです。デンタルローンは、歯科治療に特化したローンで、一定の金利はかかりますが分割払いが可能になります。期間によっては無利子のローンもあるのでうまく活用しましょう。
トータルフィー制
治療開始から終了までのすべての費用が含まれた料金設定のことで、最初に提示された金額以外に追加費用が発生することは基本的にはありません。ただし、装置の破損や紛失など、一部例外もあるので確認が必要です。
また、転居や留学などで治療を中断する場合の返金制度についても確認しておくと安心です。返金制度の有無や条件は、クリニックによって異なります。金利や手数料が発生するため、総支払額を確認してから利用を検討する必要がある。
処置別支払い制
処置別支払い制とは、矯正治療の各処置ごとに実際に かかる費用を支払う方法です。この方法のメリットは、初期費用を大幅に 抑えられることです。しかし、治療期間が想定より長引いたり、予想外の追加処置が突発的に必要になった場合は、最終的な総額が当初の見積もりよりも大幅に高くなる可能性があります。そのため、最終的な費用は大きく変動する可能性があることを理解しておきましょう。
デンタルローン
デンタルローンとは、矯正治療費用を支払うための専用のローンです。高額な矯正治療費用を一括で支払うのが難しい場合、デンタルローンを利用することで、月々の支払いを分割し、無理なく治療を進めることができます。まるで住宅ローンを組むように、矯正治療費用の支払いを計画的に行うことができるのです。
デンタルローンは、銀行や信販会社などが提供しており、クリニックと提携している場合もあります。金利や返済期間、審査基準などは、それぞれのローンによって異なるため、複数のデンタルローンを比較検討し、ご自身の経済状況に合ったプランを選ぶことが重要です。
小児矯正にかかる費用を
抑える方法

お子様の歯並びが気になり、小児矯正を検討しているものの、費用面が心配でなかなか踏み切れないという保護者の方も多いのではないでしょうか。小児矯正は、お子様の将来の健康にも関わる重要な決断です。治療前に費用を抑える方法を把握しておくことは、家計管理の面からも非常に重要です。
この章では、小児矯正にかかる費用を抑えるための具体的な方法と、費用が発生する仕組み、そして賢いクリニック選びのポイントについて解説します。これらの情報を参考に、費用面での不安を解消し、お子様に最適な矯正治療を受けさせてあげましょう。
医療費控除を使う
医療費控除とは、1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告を行うことで所得税の一部が還付される制度です。医療費控除は、医療費の負担を軽減するための有効な手段の一つです。医療費控除の対象となるのは、不正咬合など、治療を目的とした小児矯正です。
見た目を良くするための審美目的の矯正は対象外となるので注意が必要です。医療費控除を受けるためには、領収書の保管が必須です。領収書は大切に保管し、確定申告の際に忘れずに提出しましょう。
高額療養費制度を申請する
高額療養費制度とは、1ヶ月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定額を超えた分が支給される制度です。高額療養費制度は、家計への負担を軽減できる心強い制度です。高額療養費制度を利用するためには、加入している健康保険組合、もしくは市区町村の窓口に申請する必要があります。申請方法や必要書類については、事前に確認しておきましょう。
小児矯正において、高額療養費制度が適用されるケースは限られます。高額療養費制度の適用可否や具体的な金額については、事前にクリニックや保険者に確認しておきましょう。
治療費の総額を明示してくれる
クリニックを選ぶ
小児矯正の費用は、クリニックによって大きく異なるため総額で比較することが重要です。カウンセリング時に、治療費の内訳(検査費用、装置費用、調整費用、保定費用など)や総額を明確に提示してくれるクリニックを選びましょう。明確な料金体系は、安心して治療を受けるための第一歩です。
治療期間や通院頻度、使用する装置の種類、治療方法なども合わせて比較検討することで、ご家庭に合った最適なクリニックを見つけることができます。
小児矯正の費用を知りたい方は、
堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください

小児矯正の費用を知りたい方は、堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください。矯正治療の費用は、使用する装置や治療期間によって大きく異なります。堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」では、患者様一人ひとりの状況に合わせた最適な治療プランと費用をご提案しています。
歯並びのことでお悩みなら、まずはお気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧に、費用や治療期間、治療方法について分かりやすくご説明します。C&C美原デンタルクリニックでは、患者様一人ひとりのご状況やお悩みに寄り添い、最適な治療プランと費用をご提案することに力を入れています。