2026.01.23

中学生の歯列矯正は保険適用される?医療費控除は?費用相場もお伝えします

この記事を監修した人

C&C美原デンタルクリニック院長 杉田彰久

C&C美原デンタルクリニック院長

院長の杉田は成人・小児矯正を含めた各種先進医療を幅広く診療しており、口腔内の全体を診る全顎的な治療が可能です。特にマウスピース矯正治療を得意とし、MeLoS認定アライナー教育担当講師でもあります。患者様の希望や不安を丁寧に伺い、幅広い治療計画から患者様に適した治療方法を一緒に考え、地域のかかりつけ歯科医を目指しています。

お子様の歯並び、少しばかり気になりませんか?特に大切なる成長期の真っただ中の中学生にとって、歯並びは見た目だけでなく、お口の健康や全身の成長にも深く関わります

この記事では、中学生の歯列矯正で保険が適用される具体的なケースや、治療費が高額になっても医療費控除の対象となる条件まで詳しく解説します。大切な成長期の治療を費用面で諦めることがないよう、ぜひとも参考にしてください。

中学生の歯列矯正は
保険適用される?

中学生の歯列矯正は保険適用される?

保険適用されるケース

歯列矯正は、通常一般的に自由診療の扱いであり、かなり高額な費用がかかるというイメージがあるかもしれません。しかし、すべての歯列矯正治療が完全に自由診療というわけではなく、一定の特定の条件をしっかりと満たす場合には、健康保険が適用されるため、費用負担を大きく抑えられます

具体的に言えば、厚生労働大臣が個別に定める疾患や症状に該当する場合に厳しく限られます。これらの医療施設は、専門的な知識は勿論のこと高度な治療設備を備えており、質の高い歯科矯正治療を確実に提供できると認められています。

具体的には一体、次に挙げる3つのケースが保険適用の対象となります。

先天性疾患によるものである場合

お子さまが生まれつき持っている病気が原因で歯並びや顎の成長に著しい影響が出ている場合、歯列矯正が保険の対象となることがあります

厚生労働大臣が定める約60種類の疾患がこれに該当し、代表的な疾患としては唇顎口蓋裂、ダウン症候群、トリーチャーコリンズ症候群などが挙げられます。これらの疾患を持つお子さまの場合、咀嚼機能の改善や正しい発音をする機能の向上など、日常生活の質を高めるために矯正治療が必要と判断されます。

治療を開始する前には、歯科医師による正確な診断が重要です。

顎変形症によるものの場合

顎変形症とは、上顎と下顎の骨の大きさや位置に著しい不調和があり、噛み合わせが大きくずれていたり、顔の輪郭にも目立つ影響が出ている状態を指します。このような顎変形症による歯並びの不正も、保険適用の対象となります。

顎変形症の状態では、歯を動かすだけの一般的な矯正治療では根本的な改善が難しいことがほとんどです。外科的な手術を併用することで、骨格からバランスを整え、理想的な噛み合わせと美しい顔貌を手に入れることが期待できます。

当院では、顎変形症の診断から治療まで、患者様が安心して受けられるようサポートいたします。

3本以上の永久歯萌出不全によるものの場合

お子さまの大切な永久歯が3本以上、生えてこない状態も、保険適用の対象となることがあります。これは見た目が悪いだけでなく、噛む機能や発音、将来的なお口の健康に影響を与えるためです。

例えば、歯のスペースが不足している場合や、歯の方向が異常な場合などが考えられます。矯正治療によって、スペースを確保したり、歯を慎重に引っ張り出して正常な位置に誘導したりする治療が必要になります。歯並びに気になる点があれば、ぜひ歯科医院にご相談ください。

保険適用されないケース

特定の疾患や症状に該当しない歯列矯正は、基本的に健康保険が適用されず、自由診療となります。多くのお子さまの歯並びの問題、例えば軽度の乱ぐい歯や出っ歯、受け口などで、お口の機能に重度の問題がないと判断される場合は、保険が適用されません

これらのケースでは、主に見た目の改善や、より理想的な噛み合わせを求めることが治療の目的となるためです。保険適用外の歯列矯正であっても、専門の歯科医師とよく相談し、お子さまの歯並びの状態やご希望、生活スタイルに合わせた最適な治療法を見つけることが大切です。

中学生の歯列矯正は
医療費控除の対象となる?

中学生の歯列矯正は医療費控除の対象となる?

対象となるケース

中学生の大切なお子さまの歯列矯正が医療費控除の対象となるかは、「治療の目的」が重要です。審美的な改善だけでなく、お口の機能改善を真剣に目的とした治療である場合に、医療費控除の対象として認められることが多いです。

例えば、不正咬合の改善では、噛み合わせがずれていることで、食べ物を十分に噛み砕けないなどの問題がある場合です。顎関節症の予防・治療では、顎の関節に負担がかかり、口を大きく開けにくいなどの症状がある場合です。

医療費控除を受けるには、矯正治療を行う歯科医師が、歯列矯正が本当に必要であると診断し、証明できる書類を発行できることが大切です。

対象となる費用、ならない費用

医療費控除を円滑に進めるには、対象となる費用とならない費用の正確な把握が大切です。医療費控除の対象となる主な費用は以下の通りです。

検査料・診断料 矯正治療前の精密検査や診断にかかる費用は、治療計画に不可欠です。
矯正装置の費用 ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置など、歯を動かす装置の購入費用が該当します。
処置料・調整料 矯正装置の装着や、治療期間中の定期的な調整にかかる費用も対象です。

一方、医療費控除の対象とならない主な費用もあります。純粋な審美目的の費用は、歯や顎の機能に問題がなく、見た目を良くすることだけが目的の場合は対象外です。

申請方法、必要書類

医療費控除を受けるには確定申告が必要で、流れを理解すればスムーズに進められます。

申請方法として、まず1年間の家族全員分の医療費合計額を計算します。次に、確定申告書を用意し必要事項を記入します。医療費控除の明細書は、領収書に基づいて作成します。作成した確定申告書と医療費控除の明細書は税務署へ提出します。

必要書類として、給与所得者の場合は源泉徴収票が必要です。医療機関ごと、薬局ごとに支払った医療費をまとめた医療費控除の明細書も用意します。歯科医院から発行された領収書や、通院のための公共交通機関の領収書を保管してください。確定申告の際にはマイナンバーカードまたは通知カードと本人確認書類が必要となります。

対象とならないケース

中学生のお子さまの歯列矯正は、多くの場合で医療費控除の対象となりますが、中には対象とならないケースも存在します。最も重要な判断基準は、治療の目的が審美的な改善のみであるか、それとも機能的な改善を伴う治療であるかという点です。

具体的に医療費控除の対象とならないのは、純粋な美容目的の矯正の場合です。お子さまの歯列矯正は、まだ顎の成長段階にあるため、機能的な問題が将来的に生じる可能性を考慮し、多くの場合で治療目的と判断されます。

そのため、成人の審美目的の矯正に比べて、医療費控除の対象となる範囲は広い傾向にあります。最終的な判断は税務署が行うため、不安な場合は矯正治療を始める前に歯科医師とよく相談し、治療の目的を明確にしておくことが大切です。

中学生の歯列矯正にかかる
費用相場

中学生の歯列矯正にかかる費用相場

中学生のお子さま向けの歯列矯正には、いくつかの治療方法があり、それぞれ費用相場が異なります。表側ワイヤー矯正は60万円~100万円程度で、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着します。

マウスピース型矯正は80万円~120万円程度で、透明なマウスピースを交換します。どちらの治療法を選ぶかは、歯並びの状態やライフスタイル、そして予算によって決めることが大切です。

上記の費用相場は目安であり、治療内容によって費用は変わります。矯正のために抜歯が必要な場合や、補助装置を使用する場合は、追加費用が発生します。

中学生の歯列矯正にかかる
費用を抑える方法

中学生の歯列矯正にかかる費用を抑える方法

部分矯正を検討する

部分矯正とは、お口全体ではなく、気になる一部の歯だけを動かす矯正治療です。特に前歯のちょっとしたズレや、過去の矯正治療後の後戻りなど、軽度の症状に適しています。部分矯正を選ぶことで費用を抑えられる理由は、主に治療期間が短いことと、使用する装置が少ないことが挙げられます。

さらに、治療範囲が限定されるため、通院回数も少なく済むことが多いです。また、全体に矯正装置をつける必要がないため、装置の材料費や調整費用を少なくできます。加えて、目立ちにくいマウスピース型の矯正装置を選択できる場合もあります。

私たち歯科医師の立場からすると、部分矯正が可能かどうかは、まず精密な検査と歯科医師による診断が不可欠です。具体的には、レントゲン撮影や口腔内スキャンの結果を基に、歯の根の状態や噛み合わせなどを詳細に分析します。

デンタルローンを利用する

デンタルローンは、歯科治療費を分割で支払える医療費専用ローンであり、高額な歯列矯正では、利用することで月々の負担を軽減できます。利用する主なメリットは、費用負担の軽減で、まとまった費用を一度に準備する必要がなく、月々返済できます。

治療開始時期の選択肢が広がる点もメリットで、費用面での心配が減ることで、治療を始める最適なタイミングを逃さずに済む場合があります。ただし、デンタルローンは金利がかかることや、利用に審査があることに注意が必要です。金利はローン会社や借入期間によって異なり、総支払額が増える可能性がありますので、事前に確認し、返済計画を立てることが大切です。

デンタルローンは経済的な心配を軽減し、適切なタイミングで治療を開始するための選択肢です。当クリニックでも提携デンタルローンがある場合があるので、ご相談ください。

中学生の歯列矯正を検討している方は、
堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください

堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください

中学生の歯列矯正を検討している方は、堺市美原区の「C&C美原デンタルクリニック」へご相談ください。中学生のお子さまの歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、将来にわたるお口全体の健康を育む上で大切な治療です。

「C&C美原デンタルクリニック」では、お子さまの成長段階にある顎の骨や歯の発育を詳しく診察し、一人ひとりに最適な歯列矯正をご提案いたします。私たちは、お子さまが安心して治療を受けられるよう、痛みに配慮した治療方法や、目立ちにくい矯正装置も取り入れています。

治療にかかる期間や費用、具体的な治療計画については、患者さまとご家族がご納得いただけるまで、時間をかけてわかりやすくご説明いたします。まずはお気軽にご相談ください。無料の矯正相談会も開催しています。

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堺市美原区の歯医者 | C&C美原デンタルクリニック

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